大人の吃音症と恋人・彼女 ※男性編

吃音症でも恋人・彼女はできる

吃音症の方に恋人・彼女ができるかと言うと、絶対とは言えませんが「できます」。現に今、私は年下の人と付き合っていて、将来のことも考えている恋人がいます。また補足すると、ここ5年ほどほとんど恋人のいない空白期間はないです。

「もともと女性の知り合いが多かったのでは?」とか「コミュ力があるんじゃないの?」とか思われるかもしれませんが、まったくそんなことないです。私のLINE(わけあって一度リセットしました)の女性のともだちは「会社の人+恋人」しかいませんし、今でも吃音症に波があるので、話すこと自体は、もともとうまくないです。ただ、以前の私は圧倒的コミュ症かつ女性に対して免疫がありませんでした

以前の私は極度の人見知り

以前の私は、過去のブログ(※【番外編】大人の吃音症とお酒の付き合い方)にも書いたとおり、お酒・飲み会が嫌いで、合コン、ましてや女性の方と1対1でお酒とか本当に無理でした。また、中高男子校、大学も工学部のため女性と話す機会が少なく、女性に対する免疫なんてほぼ0。社会人になってからも、プログラマーという仕事上、女性との出会いもほとんどなかったです。今でもですが、吃音症もコンプレックスだったのでよくどもって、女性を意識するとよけいに話せません。

そんな中で女性に対して話せるようになったのは、過去のブログ(※【番外編】大人の吃音症とお酒の付き合い方)でも書いてます、前の会社の悪い先輩との出会いです。合コンや出会いの場といった場に無理やり連れていかれることが多くなり、お酒を飲んでいれば酔った勢いもありますが、少しずつ女性の方と普通に話せるようになっていったのです。

出会いの機会をつくる

そこでまず言えることは、「女生との出会いの機会をつくる」です。仮に会社で1人しか女性スタッフがいなければ、その人としか接点がありません。その人しかいない→確率論だけでいうと、その人とお付き合いするなんて絶望的です。もしうまく話せていたら別ですが、普通の知り合い程度ではうまくいく確率なんて絶望的ですし、もっと自分に合った方がいるかもしれません。

お勧めは合コン、出会いの場(調べればいくらでも出てきます)に行くこと。セッティングさえできれば、お酒の力もあって話しやすく、失敗しても酔っているためそこまで落ち込むことはありません。あとはお金はかかりますが婚活パーティとかもあり。必ず話す機会があるため、女性と話す抵抗を無くすことはできます。目的は婚活(というよりは恋人づくり)になってしまいますが、このような場なので、お互いに「相手の話を聞こう」という空気が強く、吃音症でも話しやすい環境です。

「自分の形・軸」を持つ

次に「自分の形・軸」を持つこと。私の場合、「アナウンサーっぽく、常に礼儀正しくいるキャラ」です。まあ意味わかんないですが、酔っても敬語は崩さない。適度に、ボケたりツッコんだりするときだけ、真面目な顔で、崩して話す。あとは女性を敬う態度をとること。嫌なことは絶対しない、悪酔いで絡まない、飲み屋を出たあとは最低限のマナー(車道側を歩く、階段で下側を歩く)などが当たり前にできるようにする。

とにかく「自分の形・軸」を持つことは絶対的な強みです。あとはバラエティ番組を見て研究する。私の場合はとにかく「相席食堂」が大好きで、大悟さんとノブさんのVTRへの洞察力とツッコミがとても勉強になるので、毎週見ては、使えそうなボケ・ツッコミがあればネタにしています。特にノブさんのツッコミはわかりやすく伝わりやすい。合コンのような場でも、会社の飲み会でも、あのツッコミをマネできればけっこう場が盛り上がります。大悟さんの洞察力も重要ですよ。どこを見て茶化すか。あなたの茶化す一言が場を盛り上げることもあります。

あとは自分のスタイルとして、最低限の「身だしなみ」には気を使いましょう。会社員であればスーツでOKですが、よれていない、汗臭くないなどは基本。髪型はどちらでもよいと思いますが、ワックスでさわやかな感じにするだけで印象が変わります。とりあえず、「見た目の清潔感」は「センター試験でいう足切り」と同じ。恋人の射程圏内に入るには最低限の身だしなみには気を使いましょう。私服はキレイめで。

恋人・彼女はできる!

吃音症でも恋人・彼女はできます。3~4年ほど前まで完全なコミュ障で、たった1人職場にいる普通な女性に好意を持ってしまうくらい女性に免疫のなかった私。ただ女性と会う機会を作り、幾度とない失敗を繰り返すことで、酔っていても、もちろん酔っていなくても、「自分の形」をベースに普通に話すことができるようになりました。私服のことなども書きたいですがかなり長くなってしまったので、このあたりにします。具体的な行動やきっかけなどについてはまた別のブログで!