吃音症とは、具体的にどのようなことなのか
言葉が円滑に話せない、スムーズに言葉が出てこないこと。「発語時に言葉が連続して発せられる(連発)」、「瞬間あるいは一時的に無音状態が続く(難発)」、「語頭を伸ばして発音してしまう(延発)」などの症状を示す。
吃音症 – Wikipedia
Wikipediaに記載されている文言です。私の吃音症の場合は、連発が主で、次に難発が続く形で悩んでおります。Wikipediaにも記載がある「どもり」という名前をはじめに知り、その後「吃音症」という呼ばれ方を知りました。吃音症に悩み始めたころと比べると、大人になってからもだいぶ場数を踏んだこともあり、そこまで悩むことは少なくなりました。でも、学生時代は本当につらい悩みでした。
私が吃音になったきっかけ
私はもともと物心がついたとき、吃音症ではありませんでした。そんな私が自身が吃音症だと気づいたのは、小学校中学年の時です。ちょうど、転校することがありました。その時、転校先で仲良くなった友達が吃音症でした。その友達とよく遊んでいたので、一緒にいることが多く、知らない間に口癖のように語頭を連続する、「連発」の症状に気づき、悩むようになりました。
吃音症で悩んだ学生時代
特に学生時代ですが、吃音症を気にするようになってからは、授業中に先生に当てられた時の発言、前に出て1人で発表することが大の苦手でした。本当に苦痛で、なんとか避けられないものかと試行錯誤したものです。ほかの吃音症に悩んでおられる方が、どのような悩みをお持ちかわかりませんが、私の場合は発音がしにくい行がありました。「ア行・ラ行」が発言すべき単語に入るだけで、本当に四苦八苦でした。
大人になってから
そんな私も大人になり、吃音症に対する悩みは以前よりだいぶ落ち着きました。というのも、「大人になってから吹っ切れた」ことや、「大人になって仕事をする上でコミュニケーションが不可欠で、多くの練習と多くの失敗をした」ことがあります。その他にも大人になってからは吃音症に対する考え方や意識が変わりました。以前は私の弱点であり、悩みの中心であり、吃音症にならなければよかった、なんて考えておりましたが、大人になるにつれて「うまく付き合っていくしかない」という考えになったのです。
悩んでおられる方に向けて
以前、大人になってから吃音症の治療に通っていた時、先生より「一定割合で吃音症に悩んでいる人がいる」と聞きました。同年代の私以外のも多くの方が治そうと取り組んでおられると聞きました。今、大人になる前の若い方で吃音症に悩んでいる方もたくさんいます。今は苦しいかもしれませんが、考え方を変えるだけできっと楽になれます。そんな私のブログが何かのヒントになればと思います。