笑いを引き起こす要因とは?「ウケるトーク術」をレビュー

笑いのメカニズムが理解できる良書

「ウケないトークには理由がある」ということで、まずはウケないトークについて、笑いのメカニズムを通してなぜウケないのかを分析

実際にウケないトークが実例として挙げられていて、私自身にも該当することがあり、ウケない理由が「なるほどな」と納得すること間違いなしです。

また、「笑いのメカニズム」が理解できます。以下の点に注目。

  • フリとオチを意識
  • 5W1H1D(1D:「どうした?」を追加)で文章を構成
  • 起承転結がベース
  • 臨場感を出すために比喩、擬態法を使用
  • ボディランゲージも多用
  • ツカミとコメントでさらに笑いを捻出
  • 最後に、ハートを強く ※「慣れ」が大事

上記に加えて緊張しないためのハートを強くする方法や実際に受けるトークの探し方、ウケる伝え方などをわかりやすく解説している書籍です。

頭にすっと入ってくる

「ウケないトーク→受けるトーク」といった流れで解説されているため、文章の構成がわやりやすい、非常に理解しやすい、頭にすっと入ってくる内容です。

最後に、いろいろとウケるトーク術を学んだうえで、冒頭のウケないトークをウケるトークに変えていきます。ここで、「同じ内容の話でもここまでおもしろくなるんだな」と感心しました。

自分の話がおもしろい自信がない人へ!

私もです。急に「最近会った面白い話は?」と聞かれて、すっと出てきません。また、人の話に乗っかって擬音語やボディランゲージを多用してツッコむこと、また逆にボケることはできても、1人でウケるトークを完結させる自信がないです。

特に、「オチがない」とよく言われるので、これからはオチを意識して文章を考え、話すよう心がけてみたいと思います。

「ウケたら儲けもの」というくらいの気持ちで、話の場慣れをしてハートを強くし、ウケるトーク、ウケる伝え方で場を笑かす。もちろん、知らない人でも、です。

とにかく、こういった書籍は実践しないと意味がないので、芸人さんのトークをチェックしたり(これは今でもしていますが)、今でもへたくそだと実感している、トークの伝え方の部分を意識していきたいです。

本書について、テンポよく1~2時間で読めますし、PrimeReadingで無料で読めたので、気になる方は一度読んでみてはいかがでしょうか。