採用される書き方は?「受かる人はここが違う 履歴書・職務経歴書」をレビュー

転職に必要な書類を書くための情報整理に最適

本書は、まずは面接前に突破すべき書類選考にフォーカスを当てて、心構えの部分から実際の書き方までを丁寧に解説している良書です。

これを実践することで、実際に私も書類選考でとおりやすく、また転職サイトの自己紹介文をアップデートすることで、企業さんからも結構オファーが来るようになりました。

また、ここで作成する履歴書・職務経歴書を通じて、面接にも挑みやすい書類を作成することが可能です。基本的に、面接は履歴書と職務経歴書をベースに進めていくので、そういう点でも大きいですよ。

通るべき書類選考を通るための心構え

「転職」について、考えることから始めます。特に大事なのが「転職が目的ではない」こと。3~5年後にどうなっていたいか(面接時の必須の質問でもありますが)、将来のビジョンを考えることで志望動機が見えてきます

また、自分の状態を深く理解(現状の不満を整理)することで、転職の原動力にもできますし、今の環境でどうにかできることなのか、確認することもできます。

とにかく情報収集が大事!

応募したい企業については念入りに調べます。評判などを見てもいいですが、基本的にポジティブな面だけをチェックします。

これで、書類作成に必要な「企業のニーズ」が見えてくるはずです。この部分を応募書類に盛り込み、特に相手のニーズ=自身の得意・経験をマッチされることで、アピールしていきます。

求人情報欄でもどこを見るべきかが事細かに書いてあるので、「求人サイトの見方がわからない、どこをみるべきか・・」と悩んでいる方にもオススメです。

また、どこの企業でも求められるニーズなども詳しく紹介されています。求人サイトを見ているとよく出てくる「コミュ力&自己改善能力」ですが、企業によってその質も異なります。そのあたりも気づけます。

2、3時間で読了可能、ポイントが抑えられる

本書はかなりオススメの良書です。書き方の参考例はあまり見ていませんが、転職に対する心構えの部分から詳しく解説されているので、自分に足りない作業、さらにそのベースにもなる心構えの部分がしっかり理解できます

他にも、各書類の書き方についても解説されており(各項目やテンプレート的な部分まで)、いかに書類選考を通りやすい書類が書けるか、よくわかると思います。

書類選考が通らない、転職サイトからオファーなどが全く来ない。そういう悩みを抱えつつ転職されている方は一度読んでみてはいかがでしょうか。