書類選考・カジュアル面談を経て選考面接へ
書類選考が済み、カジュアル面談を経て、いざ選考面接へ。応募職種はシステムエンジニアです。私の経歴うんぬんはさておき、以前のブログでも書いたように、本音では最前線で技術職に就きたいのが動機です。
というのも理由としては、現在は社内SEをしているのですが、このままだと今の会社のシステムについては熟知しても、何かあった際に自身の知識や強みが活かせなくなると思いました。だから、日ごろから技術職をしていたいのです。
ちなみに私の人柄としては、ムードメーカー的な存在です。バリバリにスキルがあって判断力があり、人から頼られるというよりは、協調性があり、お互いに支えあって物事を進めていくタイプです。
そんな私がいろいろと訳あって、本音で「転職理由」について面接官と話すことができたので、メモとしてブログに残そうと思いました。
スキルアップの動機はどうなのか
職場内のスキルアップは求められていない
結論から書くと、職場内「だけ」でのスキルアップは求められていません。わかる方なら当たり前かもしれませんが、求められているのは職場内+職場外、つまり「プライベートでどこまで成長意識があるか」です。
面接の中の質問でもありました。「職場内ではなく、職場外で何か学習されて、結果として形を残しましたか?」との質問。正直、私はうまく答えることができませんでした。本当に何をやっても中途半端なのです。
たとえば資格をとっていれば、職場外でも努力をした結果として答えられますよね。そのような、「プライベートの時間を犠牲にしてまで成しえたことはあるか」という質問に回答できる用意が必要だったのです。
私は、参考書を買ったり、サーバを借りたりしての勉強環境・開発環境は整えるものの、すぐに挫折してしまうタイプで、そのような「結果を残したもの」というものがほとんどありませんでした。これは、致命的です。
成長の速度の違い
例えば就業時間内だけバリバリに働く人と、就業時間外にも毎日3時間、自己学習をする人。1日で3時間の差がつきますよね。これが1年だとすごく差がつきますよね。
そもそも「職場内でエンジニアをしたい、スキルアップをしたい人」は、そういう人と比べて育ちが遅い。つまり、そういう人は求められていないのです。
「本当にITが好きで自宅でもいろいろしていて結果的に何か形を残した」、もしくは「ITの好き嫌いはさておき、資格をたくさんもっている」ような、プライベートで形を残した、努力した人が求められています。
今回の面接で、結果的に建前から本音で話すようになり(半ばあきらめていた部分もあり、本音で突っ込んだ逆質問もしました)、面接官の方の過去の努力や、何を重視しているかを聞くことができた結果です。
上記の前提があるうえで、下に続きます。
「転職・退職した理由は?」
そもそも転職回数が多い私。「なぜ転職・退職したのか」についてはよく聞かれます。ここの経歴について、転職活動に軸がないのがいつもネックとなっていました。今回も同様です。
今回の面接は「自己紹介からスタート」ではなく、単純に履歴書をベースに面接官の気になる点を確認されるというもの。その中で、面接官の懸念点としては、「行動に軸がなく見える」部分のようでした。
軸がないため、「やりたいことがあればそれを優先する」よう、目に写ってしまっていたのです。だから「今回の面接で仮に入社できても、またやりたいことが見つかれば辞めてしまうのではないか?」との指摘がありました。
ただ私は、前回のブログでも述べた通り、「将来のビジョンを考えたうえで、この会社でずっとやっていきたい」との思いだったのですが、正直、そのようにはっきりと伝わっていないようでした。
「将来のビジョンが見えているか?」
じゃあ、「今回の転職について、どのような将来のビジョンが見えているのか」との質問がありました。ここでは「将来のビジョン」について「建前」で回答していました。
ただ、あくまで「建前」です。というのも、「本音」でいうとかなりプラスマイナスの評価が分かれる回答でもあったからです。結果的には上記の通り、あとから本音で回答、逆質問をしました。
将来のビジョンとしては、「最前線でテクニカルなスキルをつけてどこでも通用する人間になりたい」というものです。でもこれじゃ、完全に「求められていない人」ですよね。
質問に対しては常に「相手の求めている回答」で答えるように意識していましたが、完全に認識にずれがあると、あとから途中で気づきました。最前線でテクニカルなスキルはもちろん、プライベートでもゴリゴリに努力ができる必要があるのです。
将来のビジョンの前に、前提としてプライベートを犠牲にしてまでやっていける自信があるか、またやってきた形があるかという部分が大事です。
そのうえで、将来的にはどのようになりたいか。たとえば「エンジニアも50までしか通用しなくなってくるけど、その先はどのように考えているか」という超長期的なビジョンまで考える必要があります。
その点、私は3年後や5年後といった、中期的なスパンでの回答しかできませんでした。もちろん、中期的なスパンのビジョンも大事ですが、その先についてのビジョンがありませんでした。
まとめ
エンジニアとして生きていくには、職場内のスキルアップがメインで目指している人は通用しないことがわかりました。前提として、今までに結果を残してきている必要があります。その部分は私の甘さも多々あります。
時間も限られていますが(退職まで・・・)もう腹をくくって、資格を取るように意識を変えていくように強く感じました。とにかく、プライベートで結果を残したという「努力の形」が最低限でも欲しいです。
現状で満足していないですが、たとえ今の状況がどれだけしんどくても、現状に+αしてプライベートを本当に犠牲にして、それほどの努力をする必要があるのです。
今回の面接、120%不採用ですが、意識が変わったという面においては、本当に意義のある面接になりました。求められている人材になるよう、日々、努力するしかないのだと痛感しました。
他に感じたことは、また別のブログで。