アクセス数を増やすには?
なかなか自サイトのアクセス数が伸び悩んでいる方って多いと思います。私もその一人で、最近はWebマーケティングやWeb集客の本を読み漁っています。本書はその中でもビジネスライクな内容の印象も受けました。
Webの基本構造はもちろん、近年のSEO対策、SNSの有効活用法など、「2021」と書いてあるとおり、最新の動向やツールを駆使した内容となっており、すでにWeb集客の知識がある方も読んでみる価値はあるかもしれません。
特に、ブログ(HP)は「集客ツール」としてはもちろんですが、そもそも何が求められているのか。また、SNSはどのように活用すればいいのか。各サービスごとに解説があるのもわかりやすくてよいです。
最後の章では、これからの「5G」、「withコロナ時代」を見据えたビジョン、道しるべが書いてあります。今までとはどのように異なるのか、気になりますよね。
Web集客とは
Webの基本構造について
大きく分けて2つ。「成約率のアップ ※注文の増加」、「HPのアクセス増加」について触れられています。「成約率アップ」と聞けばビジネスライクですが、アフィリエイトなどをしていれば似たようなイメージですよね。
この2つの中でも「成約率アップ=HPの充実度」に優先の重きを置き、いかにGoogleからのアクセス数を増やすのか、なぜGoogleからのアクセスなのかが書かれています。
SEO対策としては基本的な内容も多い印象でしたが、とにかく「訪問者にストレスを与えないWebサイトにすること」、「ユーザのニーズをいかに解決するか」に焦点が当たっています。
基本的なSEOについては既知のものも多かったですが、印象深かったのは「サイトのコンテンツの重要度」。他の書籍でもよく書かれていますが、コンテンツの質は重要ですよね。
「ユーザのニーズを100%満たす=有益なサイト」であり、「専門性・権威性・信頼性」の3点がキーワードであると述べられています。
SNSの活用について
YouTube、Twitter、Facebook、Instagram、Amazon(kindle展開)の活用について述べられています。
各SNSの特徴や違い、差別化、今のトレンドなど、どれを選ぶか迷う方の参考になること間違いなしです。
例えば「Twitter」の場合、今でもまだまだ勢いはあり、他ユーザとの交流もしやすいためそこからのページ流入や情報収集も可能など、Twitterに特化した情報が紹介されています。
私の場合は「YouTubeはようやらん」と思っていましたが、まだまだ勢いがあり、他サイトとの差別化もできるとのことで、視野に入れようかなと考えてもおります(動画の内容がないのですが・・)。
キーワードの意義と重要性について
キーワードの意義って意識したことがありますか?これは私、よく考えていかったため、勉強になりました。
キーワードを検索する際はスペースを入れて複数キーワードを入れますよね。これ、1つ1つに意味があり、最後に入れるキーワード(ロングテールキーワードといいます)も実はかなり重要。
それは、ユーザのニーズが一番ピンポイントに表れているからです。確かに私も調べ物をするときは、「大>中>小」の順でキーワード検索しますが、この「小」がニーズなのですね。
また、情報発信には「ターゲットを絞ること」も重要との表記がありました。これもよく他の書籍でも見ますが、まだまだあまり意識していませんでした。
そこまで考えて情報発信することで、より多くのアクセス数を稼ぐことにもなるし、そのターゲットにとって役に立ち、問題解決を与える情報になるのですね。
「withコロナ」と「5G」の影響
このコロナにおいて、一番の変化は「急速にオンライン化が進んだこと」と書かれています。たしかにそのとおりで、一部企業だけだった「テレワーク」がもう当たり前になってきていますよね。
オンライン化が進むという大きな変化の中、「ユーザの困りごと(ニーズ)も変化してきている」という状況にある、とありました。
つまり、「ユーザのニーズ、それに伴うキーワードが変化している」と言えるのです。ということは、キーワードについても新しく探す必要がありますよね。
ただ短絡的に、「短期的にこれが流行りそう」というキーワードだけでなく、長期的に通用するキーワードの選定も大事です。
というのも、短期的に流行りそうなキーワードはオワコンになりやすいからです。完全に過ぎ去ってしまうと誰にも見向きもされません。そのため、長期的に通用するキーワードも必要なのです。
第二の拠点を設ける
「HPだけではなく、何かもう1つ拠点を作る」とも書かれていました。というのもサイトだけだと何かあった場合に心もとないですし、もう1方の拠点も何かのきっかけになる可能性があるためです。
また、プラットフォームやSNSの活用についても強く書かれていました。常に変化し続けるユーザのニーズについていく、とらえるための情報収集にはSNSはうってつけだから。
Twitterを見る、YouTubeを見る、最近売れている書籍を確認してみる。これだけでも、今のトレンド、動向はわかりますよね。
そうして、自身のポジションや強み・弱みも知ることができ、変化する今のユーザのニーズにこたえられるサイトコンテンツを用意できるのです。
まとめ
基本的なWeb構造からSEO、SNS、さらには今後を見据えた展開など、勉強になることが広く浅く書かれているといったイメージを受けました。
もっと深く知りたいなら専門の書籍を読むのもアリですが、とりあえずWeb集客についてどんなことをしよう、何をすればいいんだ、という方にはいいと思います。
今後も「情報発信・オンラインコンテンツ」について、質と両が大事という基本のスタンスは変わりませんが、SNSという新しい試みを取り入れることで、より今のユーザのニーズにこらえられるようなサイトにしていきたいですね。