Webライターの仕事を副業にすることが目的
はじめにお伝えしますが、この書籍には「自身のブログのSEO対策・アクセスアップ・ライティング技術で稼ぐ方法」は書かれていません。
「Webライターの仕事を副業にすること」にフォーカスを当てて、Webライターの仕事について、とても丁寧に解説されている書籍です。
正直、私はタイトルだけでは「Webライターになるための本」だとは思わず、普通にブログ関連の知識をつけるために読んでいました。
冒頭で内容の相違を知ったとき、「SEOやライティングの部分で参考になる箇所だけ読んで、後は流し読みしよう」とすら思っていました。
ただ、この本を読んだ後「Webライターで副業を始めよう」という気持ちになってしまいました。後でクラウドソーシングにも登録予定です。
それくらい、ストーリー性があり、ステップアップ形式で書いてあるので、「これなら私でもできる!」と、感じてしまう書籍です。
あなたもこの書籍を読めば「Webライターデビュー」間違いなしです。
※ちなみに余談ですが、著者が私と同じ吃音で悩まれていたこともあり、親近感もわきました。
気になる内容
そもそもWebライターとは?
今コロナ禍という状況もあり、隙間時間で場所を選ばず仕事ができると、ものすごく注目されている「Webライター」。以下のような仕事があります。
- SEO記事 ※9割
- 製品紹介ページ
- YouTubeの台本 ※増加傾向アリ
- kindleでゴーストライター
- SNSでの投稿 ※公式より依頼
内容として、大半はSEO記事のことで、本書では「上記SEO記事のWebライター」について、Webライターとしてのライティング技術、SEOの基本などを解説しています。
Webライター初心者でも大丈夫?
「とにかく、時間・ノウハウ・最後までやり遂げる」ことができれば、必ずWebライターができる、と記述があります。スキマ時間でも構いません。
平日1000文字、休日3500文字。月あたり50000文字を目安に、毎日、本書を読んでノートにアウトプットする学習法を紹介しています。
やはり文章力については一朝一夕で身につかないので、「読む」だけでなく「書く」ことを習慣化することの重要性についても書かれています。
SEOとライティングについて
SEOは簡単に解説されています。特に印象に残ったのが「あなたが雑誌を作るイメージ」で、以下の3点がポイントです。
- 誰に読んでもらうのかが明確になっている
- 何を解決するのかが明確になっている
- どのようにユーザが検索するのか、が考慮されている
ターゲットを明確に、解決することを決めるのは定番ですが、「検索の仕方の考慮」までは考えていませんでした。
また、文章のライティングについてはタイトル・リード文・アイキャッチ画像~まとめ分までとてもわかりやすく解説があります。
例えば、まず読み始める「リード文」については、読者に何を意識させるか。具体例とともに書いてあってわかりやすいです。
その他にもテンプレート(というよりは本文の構成)についても詳しく書かれています。以前の私のブログの記事にもあったPREP法も紹介されていました。
すぐ実践できる!「伝えて動かす WEBライティングの教科書」をレビュー
なかなか相手に文章が伝わらない ことで悩んでいる方って多いと思います。逆に、どなたかのブログを読んでいて、頭に入ってこないこともありますよね。 そんなブログの書き方について、 ノウハウが満載の書籍が「伝えて動かす WEBライティングの教科書」 です。 「文章の7割は構成で決まる」と書かれており、 読み手に伝わりやすい文章の書き方や、文章の構成の仕方が「事細か」に書かれています 。 …
実際にWebライターをはじめるには?
ここも、Webライター初心者向けにすごく丁寧に書かれています。初心者にはどのサービスを利用すればいいのかなんてわからないですよね。
数多くのサービスがある中でも、ハードルが低く、初心者でも始めやすい2つに絞って、登録の仕方~プロフィールの充実のさせ方まで徹底解説されています。
どのような書き方だと応募が通りやすいのかなど、いい例もダメな例も書かれているので、本書を読みながらなら登録まで簡単にできてしまいます。
初心者から脱却!月5万円より多く稼ぐ!
ここからは副業か専業かで別れてくる部分ではありますが、副業なら副業で「1文字当たりの単価を上げる」など、工夫の仕方が紹介されています。
また、SEOテクニックについても他では書かれていない方法が書かれており、「これはWebライター関係なく使える技術だな」と感じました。
文章校正にはマイクロソフトのWordの機能があるのは知っていましたが、読み上げ機能まであるのは知らず、これも今日から使える技術となりました。
最後に、50万円以上のプレイヤーになるには、それ以下の方とはいろいろと違いがある(大きく5ポイント)ことまで明確に書かれていました。
今後、本気で続けていくにあたって、常に意識して取り組んでいきたいですね。
まとめ
もともとは自身のサイトのアップデート・レベルアップのために「文章だけで月100万稼ぐ方法」を読んでみたら、Webライターの熱意が目覚めてしまったという話です。
結果的に、とりあえず後でクラウドソーシングにWebライターとして登録してみようと思えるくらい、とても丁寧で分かりやすく、頭に入る内容でした。
副業で月5万円でも、専業でそれ以上を目指すにしても、まずは文章力を身に着けることが肝心。さらにより上を目指すには、自分に強みが必要です。
とにかくSEOには通じることですが、今後もターゲットや解決したい問題を意識しながら、Webライターもブログもわかりやすい記事を書いていけるようにしたいですね。