【レビュー】日本未発売のUnique Melodyの「3DD-Ti」を聴いてみた!

Unique Melodyの「3DD-Ti」とは

 

Unique Melodyの「3DD-Ti」

「3DD-Ti」とは、ダイナミックドライバーを3基搭載している、日本未発売の「Unique Melody」のイヤホンです。低、中、高域用のそれぞれに13mm、8mm、6mmと3つのダイナミックドライバーを搭載していますが、そのわりにあまり大きくなく、耳に収まりやすいサイズです。

シェル部分は3D印刷されたアクリル素材でできているのに対し、フェイスプレートは金属の格子状になっています。金属部分も格子状のせいか重くもなく、長時間つけていてもぜんぜん違和感がありません。フィット感もよく、軽いため付け心地は「快適」な部類です。

今回、購入したのは某フリマサイトです。中古で55,000円程度。もともとダイナミックドライバー1発で好みの音色を出してくれる「TFZ」が好きで、「ダイナミックドライバー3基搭載」というフレーズにひかれて気が付いていれば購入していました。

「3DD-Ti」の音質レビュー ※初心者目線

 

イヤーピースには「トリプルフランジ」

「3DD-Ti」の音質レビューですが、今、一番のお気に入りの音を出す「CTM」の「CT-400Pro」と比べた感じを率直に書くと、ボーカルが少し遠いと感じました。低域と高域についてはほぼ同レベル。今まで購入したイヤホンの中では「CT-400Pro」と並んで断トツです。トリプルフランジとも相性合っていい感じ。完全に「ドンシャリ」って感じです。

 

手持ちの最強イヤホン「CT-400Pro」

ただ、中音域については「CT-400Pro」の方がしっかり出ています。ボーカルの声の距離感が違います。あと、解像度もでしょうか。ただこれは、ケーブルのせいもあるかもしれません。「CT-400Pro」は「Labkable SILVER GALAXY MIX MKII」という高価なケーブルを長年使用していますが、「3DD-Ti」はAmazonで2,000円程度のケーブルでリケーブルしています。そこに差があるかもしれません。

個人的な感想

個人的にはダイナミックドライバーが好きなのでめちゃくちゃ期待していたのですが、マルチBAのカスタムIEMには一歩及ばないかなというイメージです。もしかするとケーブルやイヤーピース、エージングでまだまだ変わるかもしれませんが、今のところは「CT-400Pro」の方が好きな音です。

ちなみに「CT-400Pro」ですが、以下のスペックです。

●CT-400 Pro(4BA型) 販売価格:¥89,100(税込)
※1 Double Low / 1 Mid/ 1 High/ 3 way crossover
※この製品は特にベーシスト、ドラマー、ツアーコンサートを行うバンドやスペシャリストに最適な、理想の品質を追求したヘッドホンです。

 

 「https://www.barks.jp/news/?id=1000098260」より引用

何度も言いますが、「TFZ」好きからダイナミックドライバーがめちゃ好きになったのですが、改めてカスタムIEMのフィット感とマルチバランスドアーマチュア型について見直すことになりました。「3DD-Ti」が「この音を越えれば・・」という気持ちで購入したのですが、「音だけでいうと多BAのカスタムIEMが最強かも?」という感想です。

ただ、前回のブログでも書きましたが「Unique Melody ユニークメロディ 3D Terminator」もダイナミックドライバー3基搭載ということで購入しました。「3DD-Ti」よりは安価のようですが、「3DD-Tiの後継機」という気持ちを込めて、めちゃくちゃ期待しています。明日の到着のようなので、「3DD-Ti」はもちろん、手持ち最強の「CT-400Pro」とも比較して音質を生き比べたいと思います。